青少年の健全育成
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日新弘道館塾とは
未来を担う若者の心と体を育む、実践的な青少年育成の場
「郷土を愛し、国を愛し、世界と地球の平和を守り、元気よく感謝の思いで生き、日本の新しい道を弘めていける」──そうした青年に、大人になってもらいたいという願いを込めて、私たちは発会当初より、青少年育成に力を注ぎ続けてきました。その具体的な実践の場として設立したのが「日新弘道館塾」です。
この塾は、教育基本法(平成18年法律第120号)第二条の精神、すなわち「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度」や「伝統と文化を尊重し、国際社会の平和と発展に貢献する態度」を養うことに則った活動を根幹としています。
日新弘道館塾の理念と由来
日本人が本来持つ精神性の復活と実践力の育成
日新弘道館塾は、日本人の本来持っていた高い精神性を復活させ、敬神崇祖の心を土台に、世のため人のために率先して行動できる若人を育てることを目的としています。私たちは一貫して、知育・徳育・体育の三位一体の教育を行い、単なる知識の詰め込みではなく、生きる姿勢や学ぶ姿勢を伝えることに重きを置いています。
塾名は、会津藩の「日新館」と鍋島藩の「弘道館」からとったものです。両藩校は、文武両道を基本理念とし、儒教を中心とした総合的な教育により人材を育成してきました。かつて敵味方として戦わざるを得なかった両藩の精神を、今ここに和解と協力の象徴として受け継ぎ、未来を担う青少年を共に育てていこうという思いが込められています。
教育の姿勢と学びの内容
学力ではなく、「生きる力」を身につける場所
日新弘道館塾では、学校の勉強を教えることはありません。ここで伝えているのは、「どう生きるか」「どう学ぶか」といった、人生の根幹となる姿勢です。現代の子どもたちは、情報に囲まれ、便利な環境で育っていますが、その一方で人間として大切な部分が置き去りにされがちです。私たちは、形式的な成績ではなく、真に人として大切な力──「考える力」「感謝する心」「行動する勇気」などを育んでいます。
活動内容とその意義
自然・命・感謝を学ぶ、心の実践教育
日新弘道館塾では、さまざまな実践的活動を通じて、子どもたちに命の大切さ、自然との共生、他者への思いやりを学んでもらっています。例えば、農作業を通して自然の恵みに感謝する心を育み、礼儀作法や言霊の力を学ぶことで日本人としての品格を養います。また、ゴミゼロ運動では環境意識を高め、合唱や舞踊といった文化活動は、福祉施設への慰問などを通じて実践的な社会貢献の機会にもなっています。
草木や虫、動物すべての命に目を向け、日本古来の伝統的な生き方を体験し、次の世代にもつなげていく──そのために私たちは活動を続けています。