生き残りをかけた食の改善と確保

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食料難の時代に備える

食料難の時代に備える

「地球農法」と「食の改善」への取り組み

今、世界各地で異常気象や戦争が続くなか、いつ食料危機が訪れてもおかしくない時代となりました。私たちNPO法人「地球(ちだま)」では、自給自足できる社会の実現を目指し、安心・安全な農作物を生み出す無農薬・有機農法「地球農法」を推進しています。

地球農法とは

地球農法による食料の確保

環境と共生し、いのちを育む農業

日本は古来、稲作と漁労を中心に発展してきた国です。この文化に根づく「生きとし生けるものと共に生きる」という精神を、私たちは次世代に受け継ぎたいと考えています。

田んぼは、ただの食糧生産の場ではありません。実は、田んぼに水を張ることによって地熱が冷やされ、地球温暖化の抑制にも寄与しているのです。減反政策や農業従事者の高齢化で田んぼが減りつつありますが、食糧安全保障と環境保全の両面からも、稲作の復活は不可欠です。

また、2023年度の日本の食料自給率はカロリーベースで38%と、先進国の中でも最低水準にあります。野菜の種子、牛や鶏の飼料のほとんどを海外に依存している現実があります。仮に異常気象や輸入停止が起これば、日本の実質自給率はわずか9%にまで落ち込むと指摘されています。

そのため当会では、農薬不使用の新規需要米(玄米)を活用した玄米粉の加工・流通を支援し、稲作農家の安定収入と継続的な農業活動を応援しています。

食の改善活動

食の改善活動

体と地球を守る食生活の見直し

食に含まれる発がん性・変異原性のある物質が、原因不明の病気や青少年の心身の不調につながっていると考えられています。現代日本の食生活は、ファストフードや加工食品中心の「欧米型食」に偏り、本来日本人の体に適したものではありません。

私たちは、地産地消・旬産旬消を基本とした、日本古来の伝統食を見直すことが健康にも環境にも良いと考えています。特に、身土不二という言葉に象徴されるように、その土地で採れた旬の食材こそが、その地域に暮らす人々の体に最も適しているとされてきました。

こうした考えのもと、私たちは食の改善活動として、玄米粉料理のワークショップや、自然浄化作用を持つ「マコモ」の普及活動、管理栄養士による講演会を行い、さらに家庭でも稲作体験ができる「一億人の稲づくり一鉢運動」を推進しています。これらすべての活動は、食の改善とともに農家支援にもつながり、日本の食料自給率向上を目指したものです。

私たちの願い

「食」は命をつなぐ根本です。そして、安心な食は、健やかな心と体、そして持続可能な地球環境を育てます。

NPO法人地球(ちだま)は、「地球農法」と「食の改善」の両輪で、日本と世界の未来を支える取り組みを続けています。食の大切さを見つめ直し、共に行動しませんか?

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